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チョッちゃん
涙なしに読めない放浪犬チョッちゃんの物語
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柿川鮎子さん【愛玩動物飼養管理士】
犬好き、猫好きにはたまらない本です。
読み終わったら、そばにいるペットを抱きしめたくなる。
ペットのいない人はきっと愛する人にキスしたくなるでしょう。
愛いっぱいの本に出会えてありがとう!


かきかわ・あゆこ
愛玩動物飼養管理士。著書に「負け犬以下のささやかな楽しみ」(河出書房新社刊)、「犬にまたたび猫に骨」(講談社刊)、「動物病院119番」(文藝春秋刊)他多数。最新刊は「犬の名医さんの見つけ方」(祥伝社刊)。
いつもはいただく読者感想文ですが、今回は逆で、ぜひ、ファンレターを書きたくなるような内容でした。

はじめにお子さんの教育問題から入ったところが、私たち犬猫もの作家には書けない新鮮な感動でした。また、人間と動物の間に、一線を保ちつつ、深い絆で結ばれている。従来の「犬猫熱愛本」とはちがう、温かさ、魅力を十分に醸し出していた様な気がします。

放浪犬が教えてくれた大切なこと。種を超えて愛しあう楽しさ。今後も石井さんには音楽とともに感動を与えてくれる動物との愛情物語を書き続けていただきたいと願ってやみません。

拙著「動物病院119番」(文藝春秋刊)、「犬の名医さんの見つけ方」(祥伝社刊)でも書きましたが、残念ながら、今、番犬から愛玩犬の過渡期にあります。「楽しく飼いたい」というニーズが先行して「正しく飼う」ことが置き去りにされているのが実情です。私の勤務していた動物病院でも、「飼えなくなった」と人気犬種をおきざりにする飼い主がいて、本当に困りました。

感動とともに犬の性質をも教えてくれる「チョッちゃん」のような本を多くの方が読んでくれれば、毎年13万頭もの放浪犬が保健所で安楽死処分されることも少なくなるでしょう。