佐藤源治
大正六年、岩手県生まれ。昭和十年、岩手県立水沢農学校卒業。十二年、現役志願兵として満州独立守備歩兵第十八大隊第二中隊に入隊。十三年、新京の関東軍憲兵隊教習隊入隊。のち大連憲兵文体、第三野戦憲兵隊をへて、十七年、第十六軍憲兵隊スラバヤ憲兵分隊特高班勤務。戦後、昭和二十年十一月、トロアゴン刑務所に収容。二十一年六月、チャンギー刑務所に移されたのち、十一月、ジャカルタのチピナン刑務所に収容。二十三年、オランダによる軍事裁判にかけられ、五月、死刑判決。同年九月二十二日、グルドック刑務所で銃殺。戒名、殉国南西院義観源司居士。