書籍詳細
サトラップの息子
そうだ、小説を書こう! その思いつきが少年二人にもたらした運命の皮肉──。自伝的物語に作家らしい企みが凝らされ、小説家トロワイヤを存分に味わえる佳品。
ISBN | 978-4-7942-1283-2 |
定価 | 1,760円(本体1,600円) |
判型 | 四六判 |
頁数 | 192頁 |
初版刊行日 | 2004年02月27日 |
原書タイトル | LE FILS DU SATRAPE |
二つの亡命が、少年を作家に変えた──
自伝的物語に秘めた、小説家のたくらみ
革命に揺れるロシアからフランスへ家族とともに亡命してきた少年は、パリで友人ニキータと再会を果たした。
そうだ、小説を書こう! と、少年二人は意気投合。題は……そう、『サトラップの息子』だ。荒唐無稽な思いつき、次々繰り出される「盛り上がり」。だが小説作りの試みは唐突に中断される。ニキータの行方は、『サトラップの息子』の続きは──。そして二人の少年に訪れる運命の皮肉。
著者自身が実名で登場する自伝的物語に、小説家らしいたくらみが凝らされた傑作。
自伝的物語に秘めた、小説家のたくらみ
革命に揺れるロシアからフランスへ家族とともに亡命してきた少年は、パリで友人ニキータと再会を果たした。
そうだ、小説を書こう! と、少年二人は意気投合。題は……そう、『サトラップの息子』だ。荒唐無稽な思いつき、次々繰り出される「盛り上がり」。だが小説作りの試みは唐突に中断される。ニキータの行方は、『サトラップの息子』の続きは──。そして二人の少年に訪れる運命の皮肉。
著者自身が実名で登場する自伝的物語に、小説家らしいたくらみが凝らされた傑作。