書籍詳細
だれが源氏物語絵巻を描いたのか
皆本二三江 著
繊細優美で知られる国宝絵巻。だが、高度で巧みな表現に混じって、子供が描いたような箇所が見られるのはなぜか?不可思議な傑作を作り上げた人々の正体に迫る。
現存する最古の絵巻、国宝・源氏物語絵巻。その絵も書も繊細で美しいが、じつに不可思議な点がある。きわめて高度な技法に混じって、子どもが描いたかのような描写も見られるのだ。
当時、これほど贅をつくした絵巻をつくるのならば、専門絵師の集団もいたはず。では、一体なぜこんなことになったのか。源氏絵巻をつくった集団とは、どんな人々だったのか。画期的なアプローチから、通説をくつがえす制作者像が浮かび上がる──。
源氏絵巻のあらたな魅力に光をあて、日本美術史上の大いなる謎に迫る衝撃の書。
当時、これほど贅をつくした絵巻をつくるのならば、専門絵師の集団もいたはず。では、一体なぜこんなことになったのか。源氏絵巻をつくった集団とは、どんな人々だったのか。画期的なアプローチから、通説をくつがえす制作者像が浮かび上がる──。
源氏絵巻のあらたな魅力に光をあて、日本美術史上の大いなる謎に迫る衝撃の書。