草思社

書籍詳細

石の思い出
20世紀ロシア(ソ連)の高名な鉱物学者が少年期からの石への情熱やロシア各地に鉱物資源調査に赴いた体験談を19の短文で詩的につづった鉱物エッセイ。名著の新訳。
ISBN 978-4-7942-1414-0
定価 1,870円(本体1,700円)
判型 四六判
頁数 208頁
初版刊行日 2005年06月07日
原書タイトル Воспоминания о Камне
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アレキサンドル・エフゲニェビッチ・フェルスマン
1883年、ペテルブルグのドイツ系の裕福な家庭に生まれる。モスクワ大学で地球化学、鉱物学を修める。革命後は科学アカデミー会員となり、鉱物資源を各地に調査。コラ半島の鉱床の発見が有名。1945年没。
堀秀道
1934年、東京生まれ。アマチュア鉱物界の泰斗、桜井欽一氏に師事し、中学校時代より鉱物を愛好する。北里大学化学科助手、モスクワ大学地質学部留学を経て、鉱物標本の販売および鑑定・研究の機関、「ホリミネラロジー」(旧・鉱物科学研究所)を設立。その所長として鉱物漬けの日々を送る。2019年1月3日、敗血症のため死去。長石の新種「ストロナ長石」をはじめ3種の新鉱物を自身発見、研究・発表し、これらの業績に「櫻井賞」を贈られている。その後も岩代石などを発見。また「東京国際ミネラルフェア」の開催に主導的な役割を果たし、アマチュア愛好会「鉱物同志会」の主宰、テレビ東京の人気番組『開運!なんでも鑑定団』の石の鑑定レギュラー、各地の博物館の開設協力など、日本における健全な科学趣味の普及に大きな貢献を残す。著書に『楽しい鉱物学』『堀秀道の水晶の本』(草思社刊)『鉱物 人と文化をめぐる物語』(ちくま学芸文庫、2017)など。訳書に『石の思い出』(フェルスマン著、草思社刊)、『合成宝石』(バリツキー著、新装飾刊)などがある。理学博士。
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