水木しげる
1922年(大正11年)生まれ。鳥取県境港に育つ。本名は武良茂。戦争中、激戦地ラバウルで左腕を失う。武蔵野美術学校、紙芝居画家、貸本漫画家を経て漫画家に。長井勝一氏の「ガロ」の中心作家でもあった。67年から「少年マガジン」で『ゲゲゲの鬼太郎』の連載を開始。以後『悪魔くん』『河童の三平』などの人気作品を発表して妖怪漫画の第一人者となる。「人生におけるけたはずれの経験値」に裏打ちされた作品群は独得のユーモアにあふれ、世代を超えて人びとに脱力の至福感を与えつづけている。講談社児童漫画賞、日本漫画協会文部大臣賞、手塚治虫文化賞などを受賞。91年に紫綬褒章、03年に旭日小綬章を受章している。