草思社

書籍詳細

共産中国にしてやられるアメリカ
―― 民主台湾の孤立を招いた歴史の誤り
阮銘 著 /廖建龍
キッシンジャー、カーター、クリントン。歴代政権はなぜ中国に屈したのか。台湾海峡両岸をめぐる米・中・台の熾烈なせめぎあいを明らかにする。
ISBN 978-4-7942-1554-3
定価 2,200円(本体2,000円)
判型 四六判
頁数 316頁
初版刊行日 2006年12月26日
原書タイトル 歴史的錯誤
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阮銘
1931年、上海生まれ。46年、中国共産党入党、上海市学生民主運動に従事。48年、燕京大学(現北京大学)入学。49年~58年、同大および清華大学青年団委員書記をつとめる。58年、『北京日報』理論部主任、61年に中共中央宣伝部に転任。生え抜きのエリート幹部だったが、文化大革命初期の67年、軍事管制小組の隔離審査を受け、69年から4年間、寧夏回族自治区で労働改造を受ける。77年、改革派の胡耀邦の招聘により、中共中央党校・学術委員会委員兼理論研究室副主任となるも、82年、王震が党校校長に就くと免職処分となり、翌83年には党籍を剥奪される。その後、88年から2004年まで、コロンビア大学、ミシガン大学、ハーバード大学、プリンストン大学、台湾淡江大学で研究活動に従事。台湾、香港の新聞・雑誌に論文を多数発表。02年、台湾国籍を取得。04年、台湾総統府国策顧問。著書に『歴史の転換点における胡耀邦』『トウ小平帝国』『中共人物論』『民主台湾vs.共産中国』『二つの台湾の命運』『静かなる革命から静かなる建国へ』(台湾で刊行、いずれも未訳)などがある。
廖建龍
1934年、台湾生まれ。59年、東京大学農学部卒業。農学博士。香港および台湾企業の中国市場への進出事業に携わる。90年代から、中国と台湾の政治・経済問題の研究に従事。著書に『香港崩壊と日本』(光文社)。雑誌に評論多数。
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