草思社

書籍詳細

私のなかのよき日本
―― 台湾駐日代表夫人の回想五十年
ICU留学後、台湾の独立と民主化運動に身を投じた台湾「大使」夫人が、波瀾の半生のなかで心打たれた日本人の美徳と品性を詩情溢れる筆でつづったメモワール。
ISBN 978-4-7942-1582-6
定価 1,760円(本体1,600円)
判型 四六判
頁数 204頁
初版刊行日 2007年04月16日
原書タイトル
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盧千恵
1936年、台中生まれ。55年、台中第一女子高校卒業。留学試験に合格し来日。56年、国際基督教大学(ICU)入学。60年、同大学人文科学科卒業、同大助手となる。61年、早稲田大学留学中の許世楷と結婚。お茶の水女子大学文教育学専攻科入学。夫とともに台湾の独立・民主化運動に係わるようになったことから、62年、パスポート没収。66年、ロンドン・アムネスティに登録。68年より政治犯救助活動をはじめる。75年に渡米、「台湾の声」アナウンサー、『台湾公論報』特派員をつとめる。92年、ブラックリスト解除で34年ぶりに台湾へ一時帰国、翌年帰国し、玉山神学院、台湾文化学院で児童文学を教える。2004年、「駐日台北経済文化代表処」に赴任する夫に伴い再来日。代表夫人として、さまざまな文化交流、ボランティア活動に従事。日本語の著書に『呉鳳さま』(小熊社)『台湾は台湾人の国』(はまの出版)。漢文著書として『台湾人的歴史童話』全5巻(自立報社出版部)『盧千恵文集』(前衛出版社)『台湾君回台湾』(東方出版社)『有故事的世界人権宣言』(台中アムネスティ)『台湾歴史童話』(玉山社)。訳書に『剛達爾温柔的光』『小鴨艾力克(『あひるのアレックス』)』(いずれも星月書房)。
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