書籍詳細
「三十歳までなんか生きるな」と思っていた
保坂和志 著
結論に逃げ込まず、「考える」行為にとどまりつづけろ! 作家の紡ぐ「うねる」言葉が、本質的な思索へと読者を導く。自分の人生をつかむための粘り強い思考の作法。
目次
第1章 「三十歳までなんか生きるな」と思っていた 「わかる」とは、どういうことか? 「考えつづける」という意志 「三十歳までなんか生きるな」と思っていた 歳月は数値化されない 第2章 プー太郎が好きだ! プー太郎が好きだ! 「神の視点」に立ってしまうことへの危惧 アドバイスが成立する関係 “溜め”のない社会の歪 緊密なコミュニケーション空間 | 第3章 冷淡さの連鎖 大は小より脆弱である 冷淡さの連鎖 「命」について 「生」の外には出られない 第4章 自分がいなくなった後の世界 時間には人間の力は及ぼせない 人間の終焉 人間は、自らの全能感を克服できるのか 人類は発展してきたのか? 自分がいなくなった後の世界 |