草思社

書籍詳細

ルーズベルトの開戦責任
―― 大統領が最も恐れた男の証言
元共和党重鎮が、戦争反対世論をねじふせ、対日最後通牒を隠してアメリカを大戦に導いたとしてルーズベルトの責任を厳しく追及。太平洋戦史を一変させる重大証言。
ISBN 978-4-7942-2062-2
定価 2,970円(本体2,700円)
判型 四六判
頁数 360頁
初版刊行日 2014年09月17日
原書タイトル FDR:THE OTHER SIDE OF THE COIN
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ハミルトン・フィッシュ
1888~1991年。ニューヨークのオランダ系WASPの名門に生まれる。祖父はグラント大統領政権で国務長官を務め、父は下院議員に選出された政治家一族。ハーバード大学卒業後、1914年ニューヨーク州議会議員となる。第一次大戦では黒人部隊を指揮して戦う。帰還後の20年、下院議院に選出(~45年)。対日参戦を訴えたルーズベルトに同調するも、のちに対日最後通牒(ハル・ノート)の存在を知り、これを深く後悔。戦後は一貫してルーズベルトの議会を軽視した国内政治手法とスターリンに宥和的な外交を批判し、大統領の開戦責任を追及した。
渡辺惣樹
日米近現代史研究家。北米在住。1954年静岡県下田市出身。77年東京大学経済学部卒業。30年にわたり米国・カナダでビジネスに従事。米英史料を広く渉猟し、日本開国以来の日米関係を新たな視点でとらえた著書が高く評価される。『日米衝突の萌芽1898-1918』で第22回山本七平賞奨励賞を受賞。その他の著書に『日米衝突の根源1858-1908』『アメリカの対日政策を読み解く』『誰が第二次世界大戦を起こしたのか』(以上、草思社)、『第二次世界大戦とは何だったのか:戦争指導者たちの謀略と工作』(PHP研究所)、『英国の闇 チャーチル』(ビジネス社)、『第二次世界大戦 アメリカの敗北』(文春新書)。訳書に、ハーバート・フーバー『裏切られた自由』、チャールズ・カラン・タンシル『裏口からの参戦』、ハミルトン・フィッシュ『ルーズベルトの開戦責任』(以上、草思社)などがある。
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