西川幸治
1930年滋賀県生まれ。京都大学工学部建築学科卒業。同大学院に進学、59年、工学部助手、講師、助教授をへて77年、教授、85年から91年まで同埋蔵文化財研究センター長を併任、94年同名誉教授。95年、滋賀県立大学教授および人間文化部長、2001年から05年まで同大学長。05年より07年まで国際日本文化研究センター客員教授。海外ではガンダーラ仏教遺跡の総合調査やモンゴルの考現学調査委に参加、国内では町なみの保存修景計画にたずさわってきた。おもな著書に『日本都市史研究』(日本建築学会賞・論文)『都市の思想―保存修景への指標』(毎日出版文化賞)『歴史の町なみ―京都篇』(編著、以上いずれも日本放送出版協会)『日本市街古図』(共編、鹿島出版協会)『日本都市生活資料集成』(全10巻、共編、学習研究社)『ラニガト―ガンダーラ仏教遺跡の総合調査報告』(本文篇・図版篇、編著、日本建築学会賞・業績、京都大学学術出版会)など、訳書にはD・マコーレイ『都市―ローマ人はどのように都市をつくったか』(岩波書店)がある。