ジョージ・ブロンソン・リー
1869-1936年。『ニューヨーク・ヘラルド』『ワールド』紙記者を経て、1902年より32年間中国に在住。1905年、上海で『ファーイースタン・レビュー』を経営・編集する。袁世凱や孫文と親しく、中国の国有鉄道建設計画に長期にわたって関与。1915年の対華二十一か条要求の頃は日本に対して厳しい視線を向けていたが、中国の悲惨な現実を目の当たりにするなかでその見方を変え、後に満洲国顧問になる。1932年、満洲国代表として満洲国問題を討議する国際連盟総会に赴くも中国の反対により発言できなかったことから、満洲国建国の意義を説く講演会を開き、また本書を記して広く米国民にこれを訴えた。