草思社

書籍詳細

1932年の大日本帝国
―― あるフランス人記者の記録
日本はどこへ向かっていたのか? 岐路に立つ極東の帝国を訪れ、軍人、国粋主義者、学者、社会主義者と、さまざまな立場の日本人の肉声を集めた貴重な同時代ルポ。
ISBN 978-4-7942-2477-4
定価 2,860円(本体2,600円)
判型 四六判
頁数 360頁
初版刊行日 2020年10月23日
原書タイトル Le Japon et son empire
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アンドレ・ヴィオリス
1870年生まれ。20世紀前半(とりわけ両大戦間)に活躍した女性ジャーナリスト兼ルポルタージュ作家で、社会主義やフェミニズムに惹かれながらも、幾度となく戦争や紛争地域に飛び込み、10冊ほどのルポルタージュ作品を残した。本書はそのうちの1冊で、1932年(昭和7年)にフランスの大新聞「ル・プチ・パリジヤン」紙の特派員として来日したときの取材内容をまとめたもの。来日の翌年に刊行され、その後は共産主義に傾倒した。1950年没。
大橋尚泰
1967年生まれ。早稲田大学仏文科卒。東京都立大学大学院仏文研究科修士課程中退。現フランス語翻訳者、ことわざ学会理事。著書に『ミニマムで学ぶフランス語のことわざ』(2017年、クレス出版)、『フランス人の第一次世界大戦――戦時下の手紙は語る―― 』(2018年、えにし書房)。解説に『復刻版 アラス戦線へ――第一次世界大戦の日本人カナダ義勇兵』(2018年、えにし書房)。歴史と文学の中間領域に興味をもつ。
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