楊海英
モンゴル名オーノス・チョクト。1964年、内モンゴル自治区(南モンゴル)オルドス生まれ。北京第二外語学院大学日本語学科卒。1989年来日。別府大学、国立民族学博物館・総合研究大学院大学で文化人類学を専攻、中京女子大学助教授を経て、現在、静岡大学教授。2000年に日本へ帰化、日本名は大野旭(おおの・あきら)。2010年『墓標なき草原―内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(岩波書店)で第14回司馬遼太郎賞受賞。2018年には第19回正論新風賞受賞。著書に『逆転の大中国史―ユーラシアの視点から』(文春文庫)、『モンゴル人の中国革命』(ちくま新書)、『モンゴル最後の王女―文化大革命を生き抜いたチンギス・ハーンの末裔』(共著、草思社文庫)ほか。