草思社

書籍詳細

死体解剖有資格者
―― 法人類学者が見た生と死との距離
スー・ブラック 著 /横田淳 その他 /倉骨彰
現場に遺された遺体や肉体・骨の欠片、毛髪等から、先端科学技法を駆使し犠牲者の最期の姿を見極める。英国の法人類学・解剖学の第一人者が自らの経験を綴る回顧録。
ISBN 978-4-7942-2601-3
定価 4,180円(本体3,800円)
判型 四六判
頁数 592頁
初版刊行日 2023年01月04日
原書タイトル ALL THAT REMAINS
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スー・ブラック
スコットランド・インヴァネス市出身。法人類学者、解剖学者。ダンディー大学解剖学部法人類学教授、ランカスター大学副学長代理を経て、現職はオックスフォード大学セント・ジョンズ・カレッジ学長。英国王立人類学協会会長。法医解剖学および法人類学の世界的権威。解剖学的特徴による個人識別技術に詳しく、コソボ紛争での大量虐殺犯罪の法医学的調査やスマトラ島沖地震の津波犠牲者の身元特定に尽力。英BBC制作の「History Cold Case」(長期未解決怪事件ファイル:歴史上のコールドケース)のホスト役。著書に、Written in Bone(邦訳『骨は知っている』亜紀書房)、Developmental Juvenile Osteology(『幼児の発達骨学』共著、未邦訳)などがある。
横田淳
群馬大学医学部卒、医学博士、国立がん研究センター研究所・多段階発がん研究分野分野長、スペイン・国立癌予知個別化医療研究所・ゲノム生物学研究室グループリーダーを経て現在に至る。現職、一般社団法人 巨樹の会 五反田リハビリテーション病院勤務。300報以上の英語論文を執筆している。
倉骨彰
翻訳家。数理言語学博士。テキサス大学オースチン校大学院言語学研究科博士課程修了。同校で自然言語処理を研究。訳書にジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』『昨日までの世界』、ニック・ボストロム『スーパーインテリジェンス』、ダニエル・ヒリス『思考する機械 コンピュータ』、アーサー・ブロック『マーフィーの法則 現代アメリカの知性』など多数。
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