草思社

書籍詳細

「小津安二郎に憑かれた男」の映画案内
―― 田中眞澄・映画コラム傑作選
田中眞澄は小津安二郎の研究家として知られる。本書は氏の「小津だけじゃない」日本映画エッセイを、氏をよく知る平山周吉が編んだ。古い日本映画を見る前に本書を。
ISBN 978-4-7942-2815-4
定価 3,520円(本体3,200円)
判型 四六判
頁数 404頁
初版刊行日 2025年12月18日
原書タイトル
このエントリーをはてなブックマークに追加
田中眞澄
昭和二十一年(1946)〜平成二十三年(2011)。北海道釧路市生まれ。映画史家・文化史家 。慶應義塾大学大学院国文科修士課程修了。その後、国会図書館に自らを十五年以上幽閉し、小津安二郎をはじめとする映画史の資料、雑報を徹底的に収集する。主な編著に『全日記 小津安二郎』(フィルムアート社)、『小津安二郎・全発言一九三三−一九四五』(泰流社)、『小津安二郎戦後語錄集成』(フィルムアート社)、著書に『小津安二郎周游』(文藝春秋、岩波現代文庫)、『小津安二郎のほうへ——モダニズム映画史論』(みすず書房)など。現在の小津安二郎ブームの「縁の下の力持ち」に徹した。
平山周吉
昭和二十七年(1952)東京都生まれ。雑文家。全国小津安二郎ネットワーク会員。昭和五十年(1975)慶応義塾大学文学部国文科卒。長らく雑誌、書籍の編集に携わってきた。昭和史と日本映画に関する資料、回想、雑本の類を収集して雑読、積ん読している。著書に『江藤淳は甦える』(新潮社、小林秀雄賞)、『満洲国グランドホテル』(芸術新聞社、司馬遼太郎賞)、『小津安二郎』(新潮社、大佛次郎賞)などがある。最新刊に『天皇機関説タイフーン』(講談社)。
この本へのご意見・ご感想
この本を購入する