ポール・クローデル
1868〜1955年。詩人、劇作家、外交官。フランス北部エーヌ県の小村ヴィルヌーヴ・スュル・タルドノアに地方官吏の息子として生まれる。姉のカミーユは彫刻家。1890年、外交官試験に首席合格。ニューヨーク、ボストン、上海、福州、天津、北京、プラハ、フランクフルト、ハンブルクの領事館勤務を経て、1917年リオデジャネイロ駐在公使、19年にコペンハーゲン駐在公使となる。21〜27年まで駐日大使を務め、その後、ワシントン、ブリュッセルに駐在する。詩『五大賛歌』『百扇帖』、戯曲『マリアへのお告げ』『女と影』『繻子の靴』『火刑台のジャンヌ・ダルク』、評論『朝日の中の黒鳥』はじめ、数多くの作品がある。