草思社

書籍詳細

月曜日はいつもブルー(上)
高校は退学、仕事はクビ。母さんはぼくをイカレてるという──。自分の居場所を求め、性の世界へと堕ちてゆく青年の孤独を描く、オランダのベストセラー青春小説。
ISBN 978-4-7942-0961-0
定価 1,760円(本体1,600円)
判型 四六判
頁数 216頁
初版刊行日 2000年04月25日
原書タイトル BLAUWE MAANDAGEN (BLUE MONDAYS)
このエントリーをはてなブックマークに追加
アルノン・フルンベルク
1971年アムステルダム生まれ。17歳で高校を退学させられた後は職を転々とする。その間に数々の戯曲を書き、1994年、23歳の時に出版された処女作(本書)が発売と同時にベストセラーになり、九カ国で翻訳、出版された。ヨーロッパで最も優れた現代作家のひとりである。
村松潔
この本へのご意見・ご感想
人生をどうにかするだって? ぼくらにそういうことをいうのは、自分自身の人生についてなにひとつしてこなかった連中に決まっていた。(……)そもそも<人生をどうにかする>とは、いったいどういう意味なのか? どうすればどうにかなるのか、だれか教えてくれないか? 学校を退学になって、自分とは何の関わりもない会社に働きにいく、それが人生をどうにかすることなのだろうか?
-*-
高校は退学。仕事はすぐにクビ。無気力、無軌道な生き方の底に秘められた、青年の孤独とやりきれなさを描く。
本国オランダの若者たちに熱狂的な支持を受け、発売と同時にベストセラーを記録した青春小説。