書籍詳細
月曜日はいつもブルー(下)
アルノン・フルンベルク 著 /村松潔 訳
高校は退学、仕事はクビ。母さんはぼくをイカレてるという──。自分の居場所を求め、性の世界へと堕ちてゆく青年の孤独を描く、オランダのベストセラー青春小説。
ISBN | 978-4-7942-0962-7 |
定価 | 1,760円(本体1,600円) |
判型 | 四六判 |
頁数 | 216頁 |
初版刊行日 | 2000年04月25日 |
原書タイトル | BLAUWE MAANDAGEN (BLUE MONDAYS) |
この世界は娼婦と、娼婦を買う男たちと、自分以外の女はみんな娼婦呼ばわりする女たちで成り立っている。ぼくの知っている人たちはみんな開けても暮れてもひとかけらの愛を乞いもとめ、それを互いに投げ与えあっている。ぼくはそういう人たちのあいだを駆り立てられるように渡り歩き、最後にたどり着いたのが娼婦の腕の中だった……。
フィリップ・ロス『サヨウナラ、コロンバス』サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』の再来と評された、ヨーロッパ文学界期待の新進作家の処女作。
-*-
家にも学校にも職場にも、どこにも居場所はない。孤独の果てに、「ぼく」は借金に借金を重ね、娼婦の館へと堕ちてゆく。フィリップ・ロス『サヨウナラ、コロンバス』サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』の再来と評された、ヨーロッパ文学界期待の新進作家の処女作。