草思社

書籍詳細

本当は不気味で怖ろしい自分探し
人間心理を知悉する奇才精神科医が、「自己」という不気味な存在の正体を徹底的に解き明かす。自らの心の闇を知る覚悟がある人のための、究極の自分探しマニュアル。
ISBN 978-4-7942-1595-6
定価 1,760円(本体1,600円)
判型 四六判
頁数 248頁
初版刊行日 2007年05月30日
原書タイトル
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春日武彦
1951年京都生まれ。日本医科大学卒。医学博士。産婦人科勤務の後、精神科医となり、精神保健福祉センター、都立松沢病院、都立墨東病院などを経て、東京未来大学教授。著書に、『無意味なものと不気味なもの』(文藝春秋)、『心という不思議』(角川文庫)、『私たちはなぜ狂わずにいるのか』(新潮OH!文庫)、『不幸になりたがる人たち』(文春新書)、『幸福論』(講談社現代新書)、『顔面考』(紀伊国屋書店)などがある。
この本へのご意見・ご感想
『本当は不気味で怖ろしい自分探し』刊行記念対談:特設ページ
はじめに

第1章 不気味な自分探し

 自分の知らない自分はどこにいるのか
 「もう一人の自分」の人生
 信用ならない自分
 心の二重底
 ただそういうものとして
 地味な「本当の自分」
 死と死体の話

第2章 まがいものめいた世界

 まがいものめいた世界
 見えない現実
 ずれている
 安っぽさ
 「自分探し」で見つかる答え
 食い逃げ
 現実の掴みどころ
第3章 「空虚な自分」の発見

 説明不能
 本当の自分とは何か
 「本当の自分」たちとの遭遇
 動物ビスケット譚
 センチメンタルな感覚
 不確かさだけが残った
 空虚なわたし

おわりに