草思社

書籍詳細

3 自由の国で
自由になったはずなのに、この違和感は何だ? ポストコロニアル、この現代世界文学における最重要テーマに挑み、小説世界に新境地を拓いたブッカー賞受賞作。
ISBN 978-4-7942-1663-2
定価 3,520円(本体3,200円)
判型 四六判
頁数 400頁
初版刊行日 2007年12月28日
原書タイトル IN A FREE STATE
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V・S・ナイポール
1932年、英領トリニダード・トバゴにインド移民三世として生まれる。オクスフォード大学に留学して卒業。BBCなどで働いたのち1957年『神秘な指圧師』で作家デビュー。植民地を題材にした作品が多く、小説家、紀行家として当代一流の評価を得ている。2001年度ノーベル文学賞受賞。主著に『神秘な指圧師』『ビスワス氏の家』『到着の謎』『インド闇の領域』などがある。
安引宏
東大英文卒。「展望」復刊編集、「すばる」創刊編集長を経て、75年「祝祭のための特別興業」(『死の舞踏』所収)で再開第1回中公新人賞を受賞、文筆活動に入る。小説に『印度の誘惑』『背教者』、評論に『年のこよみ』『原万葉・葬られた古代史』、紀行に『カルカッタ大全』『新アルハンブラ物語』、訳書にT.E..ロレンス『知恵の七つの柱』、ヘザー・ウッド『インド・大いなる母』、アラン・ド・ボトン『旅する哲学』などがある。
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