草思社

書籍詳細

放浪の天才数学者エルデシュ
古びたカバンには替えの下着とノートのみ。世界中を放浪しながら、一日19時間の数学三昧! 史上最高の頭脳をもつ宇宙一おかしな男の、抱腹絶倒の生涯をたどる。
ISBN 978-4-7942-0950-4
定価 1,980円(本体1,800円)
判型 四六判
頁数 296頁
初版刊行日 2000年02月29日
原書タイトル THE MAN WHO LOVED ONLY NUMBERS
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ポール・ホフマン
"Encyclopaedia Britanica" の発行者、および "Discover" 誌の編集長。これまでに『数学の悦楽と罠──アルキメデスから計算機数学まで』(白揚社)など十冊の著作がある。
平石律子
東京生まれ。翻訳家。訳書に『ジェームズ・ディーン:シューティング・スター』、『隠された聖地』、『乳房論』、『気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ』などがある。
この本へのご意見・ご感想
どこにも所属せず、定住地を持たず、古びたブリーフケースには替えの下着とノートのみ。世界中を放浪しながら、一日十九時間、数学の問題を解きつづけたという伝説の数学者、ポール・エルデシュ。五大陸を飛びまわり、ある日突然、戸口に現れて言う。
「君の頭は営業中かね──」
八十三歳で死ぬまでに、発表した論文は一五〇〇、有史以来どんな数学者よりもたくさんの問題を解き、しかもそのどれもが重要な証明であったという。誰とでも数学の話をしたがり、誰からも愛された奇人の唯一のライバルは、美しい証明を独り占めしている「神さま」だけだった。
子供とコーヒーと、何よりも数学をひたすら愛し、史上最高の数学者にして宇宙一の奇人。数学の世界をかくも面白くした放浪の天才の、たぐいまれなる人生!