草思社

書籍詳細

おいしいハンバーガーのこわい話
ハンバーガーやポテトはどうやって作られる? 食べたらどうなる? 『ファストフードが世界を食いつくす』の著者が、食べる前に知っておきたい真実を易しく語る。
ISBN 978-4-7942-1587-1
定価 1,430円(本体1,300円)
判型 四六判
頁数 256頁
初版刊行日 2007年05月01日
原書タイトル CHEW ON THIS
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エリック・シュローサー
1959年、ニューヨーク生まれ。アトランティック・マンスリー誌を中心に活躍するジャーナリスト。緻密な調査取材にもとづいた記事は高い評価を受けている。著書に『ファストフードが世界を食いつくす』『ファストフードと狂牛病』『巨大化するアメリカの地下経済』(以上、小社刊)。
チャールズ・ウィルソン
ウェストヴァージニアで育つ。ニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、エコノミスト誌など多くの雑誌や新聞に記事を書いている。叔父さんの牧場で、馬に乗って牛を集めた経験あり。
宇丹貴代実
1963年、広島県生まれ。上智大学卒。翻訳者。訳書に『巨大化するアメリカの地下経済』『きっとイエスと言ってもらえる』(以上、小社刊)ほか。
この本へのご意見・ご感想
はじめに みんなに考えてほしいこと

第1章
ハンバーガーはこうして生まれた
 最初のハンバーガー/はじめはあまり人気がなかった/マクドナルド兄弟登場/バーガーは二種類だけ/バーガー、チキン、ドーナツ……/最強の営業マン/ライバルは敵だ!/みんなが同じものを食べはじめた

第2章
子どもは大事なお客さま
 子どもは大金を動かせる/お手本はウォルト・ディズニー/ロナルド・マクドナルドの誕生/楽しさも売りもの/おねだり、あの手この手/頭のなかまで調べられる?/なぜ、おもちゃがついてくるんだろう/作るほうはハッピーじゃない

第3章
マックジョブってなんのこと?
 マクドナルドができると町が変わる/仕事はお湯を注ぐだけ/たくさん働いても、もらうお金は少し/高校生店員の悩み/マックユニオンができた!/突然の閉店

第4章
フライドポテトの秘密
 いつも、どこでも、おいしいポテトを/じゃがいも長者と、じゃがいも貧乏/巨大フライドポテト工場/味は試験管で作られる/おいしい記憶は時を超える/いちごのいらないストロベリーシェイク/食品は白いカンバス/味を決める子どもたち/虫だって着色料になる
第5章
スカッとしない清涼飲料の話
 飛行機でやってくるファストフード/学校のなかに開店/学校での昼食が肥満のもとに/本を読んでピザをもらおう!/コーラ1缶に砂糖はスプーン10杯ぶん/真っ黒な歯の小学生/食べるほうが悪い/ひとりの勇気が学校を変えた!

第6章
牛や鶏はどんな目にあってる?
 牧場では人生を学べる/追いつめられる牧場主たち/うんちの山が燃えた!/ミスター・マクドナルドという鶏/チキンナゲットが鶏肉業界を変えた/草を見ることもない鶏たち/残酷な処理方法/危険がいっぱい/8時間で1万回ナイフをふるう/増える食中毒/病原菌はこうして広がる/幸せをつかんだ動物たち

第7章
ファストフード中毒
 やせるための危険な手術/人間は太りやすくできている/どんどん大きくなるバーガー/長寿の沖縄も変わってしまった/オズ博士の人体ツアー/マクドナルドの病院版/食べるのがつらい

第8章
きみたちにできること
 イラクのバーガーキング1号店/ファストフード店が次々と襲撃された/狂牛病をきっかけに広がった疑問/ロナルド・マクドナルドのイメージチェンジ/アリスのオーガニック・レストラン/アスファルトの校庭が緑の菜園に/世界を変える一歩