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法的に正しく、いじめっ子を撃退しよう!!

■学校で嫌なことをされたらどうすればいい?
「いじめ=悪いこと」ということはもはや常識のはずですが、残念ながら、現実社会において、いじめはなかなか無くなることはありません。とくに学校という閉鎖的な社会で行われるいじめによって、今この瞬間にも傷つけられ苦しんでいる子どもたちは多いのではないでしょうか。
本書は、そんなお子さんや親御さんのために、自身も中学の終わりから高校2年まで陰湿ないじめ被害にあった弁護士が、いじめに立ち向かい、自分の身を守るための法的知識と具体的手段を伝授するものです。
■いじめっ子を法的に正しく撃退する方法教えます!
著者は、自身のつらい経験とその反省をふまえ、何よりもいじめは絶対に我慢してはいけない、少しでも嫌なことをされたら、「いつ、誰に、どういうことをされたのか」いじめの証拠をしっかり集め、すぐに周りに言おうと強く訴えます。
間違っても「できるだけ穏便に解決したい」「ことを荒立てたくない」などと考えてはいけないこと、また、いじめには毅然とした態度で対処することが重要であると述べます。
なぜなら、いじめは初期にやめさせないと、長引き心の傷も深くなってしまうからです。また、いじめ行為の中には、恐喝や名誉棄損など立派な犯罪になるものもあり、法律の観点から見過ごすわけにはいかない問題もあるのです。
■法律を知って、賢く自分の身を守ろう
学校生活では、友達との関係をつい優先して、多少の嫌がらせも我慢してしまう子も多いと思います。だからこそ、この本を通じて、学校生活の中で嫌なことや危険な目にあったとき、どう自分の身を守っていけばいいかの具体的な方法を知ることは、とても意義があることだと思います。
本書は小学校高学年から一人で読めるように、やさしい言葉で書かれています。お守り代わりに一冊持っておけば、いざというときに必ず強い味方になってくれるでしょう。ぜひ多くの方に読んでいただければ幸いです。
(担当/吉田)
目次
1章 「いじめられている」ことは恥ずかしくない
◎学校でいじめられた私
◎「変わっている」からいじめられる?
◎突然の無視
◎摂食障害に苦しむ日々
◎我慢の限界、ついに学校に行けなくなった
◎学校をやめるという選択
◎生きることで精一杯
◎勇気を出して訴えよう
◎いじめ解決のゴール
◎いじめ解決の目的は友情の回復じゃない
◎いじめは人の人生を変える
◎私が同窓会に参加した理由
◎いじめから人生を取り戻す
2章 自分を守る方法はたくさんある
◎いじめは人権侵害
◎「いじめ=悪」だけでは解決できない
◎自殺だけがいじめ問題じゃない
◎いつ何をされたか、いじめの詳細な記録を取ろう
◎いじめっ子を徹底的に観察する
◎いじめの証拠をつかんだら、すぐ誰かに相談する
◎法律を知って、いじめっ子を撃退しよう
◎いじめの中には犯罪になるものがある
◎裁判を起こして解決することもできる
◎法律があなたを守ってくれる
◎いじめの具体例①
◎いじめの具体例②
◎いじめの具体例③
◎人権救済の申し立てを行う方法も
◎周りの大人にどういじめを伝えたらいいか
◎転校は最終手段に取っておく
◎転校は逃げじゃない
3章 心のセーフティネットをつくっておこう
◎学校の外にはもっと広い世界がある
◎学校で友だちができなくても大丈夫
◎学校以外の居場所の大切さ
◎習いごとなどから、学校以外の居場所を見つけよう
◎本当にやりたいことをやる
◎やりたいことは勇気を持って親に訴えよう
◎部活のメリットとデメリット
◎ネットに居場所をつくるときに気をつけたいこと
◎旅に出る・海外に行くという方法もある
4章 学校に行けなくなった君へ
1 いじめるほうが恥ずかしい
2 いじめっ子と同じ土俵に立たない
3 学校はすべてじゃない
4 とにかく誰かに言おう
5 未来を信じよう
◎親御さんへのメッセージ
・まずは共感することが大切
・共感はしても同調はしない
・学校には行かせるべきか
5章 未来に夢を持つこと
◎いじめられた傷は一生消えないけれど
・自分の精神を平常に保つコツ
◎夢を持つということ
・不安の中で続けたチャレンジ
・リベンジのための司法試験
・どんな夢でもいい。大切なのは未来の可能性を知ること
・自分の生き方を考えるときに知っておいてほしいこと
・何歳でも、新たに道を切り拓くことはできる
◎最後に伝えたいこと