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長期目線のドラフト戦略なくして、真に強い球団はつくれない。

2025年版 プロ野球問題だらけの12球団
小関順二 著
2025年版 プロ野球問題だらけの12球団

菅野智之の穴埋めを育成を含めた多数の有望若手投手陣で図る巨人、森敬斗、梶原昂希、山本祐大の成長で若返りが加速するDeNA、主力野手の高齢化が深刻なソフトバンク、身長190センチ超のメジャー型チームの構築が進む日本ハム…。
日本球界の「空洞化」が危惧される中、各球団はどのようなビジョンでチームをつくり、シーズンに挑もうとしているのか? プロ・アマ合わせて5800試合以上を球場で観戦してきたドラフト研究の第一人者が、変化が加速する12球団の戦力を徹底分析する、野球ファン必読のイヤーブック!

(担当/貞島)

12球団 今季はどうなる?

巨人
(甲斐拓也+田中将大)−菅野智之=今季も「優勝候補」だが…

阪神
投打ともに「圧倒的な存在」の出現が待たれる

DeNA
ドラフト1位・篠木健太郎は「大魔神2世」の逸材

広島
急務の「打線再編」。キーマンはドラフト1位の佐々木泰

ヤクルト
「投手ドラフト」を続けても先発ローテが埋まらない矛盾

中日
絶対的守護神の流出で「最下位脱出」が苦しくなった

ソフトバンク
なぜドラフト1位を「中心選手」に育てられないのか?

日本ハム
あっという間に球界ナンバーワンの「大型チーム」が出現

ロッテ
佐々木朗希の穴は埋まっても「貧打解消」は至難の業

楽天
早川隆久の「本格化」に内星龍、荘司康誠、古謝樹が続くか?

オリックス
宮城大弥、山下舜平大の「二枚看板」で王座奪還を図る

西武
ここまで「弱体化」してしまったチームを論評するのは哀しい

著者紹介

小関順二(こせき・じゅんじ)
スポーツライター。1952年神奈川県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。プロ野球のドラフト(新人補強)戦略の重要性に初めて着目し、野球メディアに「ドラフト」というカテゴリーを確立した。2000年より年度版として刊行している『プロ野球 問題だらけの12球団』シリーズのほか、『プロ野球 問題だらけの選手選び─あの有名選手の入団前・入団後』『挫折と覚醒の阪神ドラフト20年史』『甲子園怪物列伝』『「野球」の誕生 球場・球跡でたどる日本野球の歴史』(いずれも草思社)、『ドラフト未来予想図』(文藝春秋)、『野球力 ストップウォッチで判る「伸びる人材」』(講談社+α新書)、『間違いだらけのセ・リーグ野球』(廣済堂新書)、『大谷翔平 奇跡の二刀流がくれたもの』『大谷翔平 日本の野球を変えた二刀流』(いずれも廣済堂出版)など著書多数。CSテレビ局スカイ・A sports+が中継するドラフト会議の解説を1999~2021年まで務める。同会議の中継は20年度の衛星放送協会オリジナル番組アワード「番組部門中継」の最優秀賞を受賞。15年4~7月に、旧新橋停車場 鉄道歴史展示室で行われ好評を博した「野球と鉄道」展の監修を務める。
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