草思社

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極上の自伝的サケエッセイ!

思えばたくさん吞んできた
椎名誠 著
思えばたくさん吞んできた

青春時代の酒盛りからコロナ禍の一人酒まで、酒まみれの日々を綴る。

流木焚き火を囲みヒミツのキャンプ地で、新宿の地下の暗闇酒場で、銀座の屋上で、沖縄の離島で、台湾で、スコットランドで、シベリアで…
約60年にわたる国内外での酒まみれの歳月をつづる。
著者の300冊もの著作の中でも異色の、「まるまる酒だけで一冊」というエッセイ。
冷え冷えのビールへの執念、痛風・尿酸値への涙ぐまし対策(ビールをノンアルビールで割る、等)、コロナ禍での自宅の「酒在庫」チェックの愉しみ…等々、思わず笑える酒ばなしの数々。
著者の自伝的エッセイとしても読める、ファン垂涎の一冊です。

(担当/貞島)

目次

1.海釣りと焚き火酒

流木焚き火酒の魅惑
新鮮魚には日本酒だ
冬の焚き火酒のシアワセ
ドロメ祭りでイッキ飲み
春の焚き火にはホットウイスキー
波見酒、火の踊り酒
釣りたてイカの天日干しがウメーヨオー
秋の堤防小サバ釣り
釣り魚の味わいどき
堤防の悲しいサケ
おいしさが海風に乗ってくるようだ
五キロのタコで豪快宴会
宮古島のオトーリ
泡盛のソーダ水割りがヤルぜ!
波濤酒と椰子蟹
八丈島のキツネ
小笠原諸島のラム酒
奥会津の白濁酒
山里の春のしあわせ
北の冬の大ごちそう
赤ワインだって冷やしたほうが

2.酒と青春

ハイボールの追憶
真夏のビールデスマッチ
あばれ酒
まぼろしの「くりから」
納涼スイカロック
パウロさんのサケ
消えた新宿の名物店
スーパーカクテル
ライオンビアホール
銀座の屋上で車座乾杯
謎のスリスリ
沖縄の贅沢「ゆんたく」
早朝とりたてのヤシ酒
酔っぱらいみこし
酒粥
しじみ
しあわせの雪洞宴会
芸者ワルツ
ブランデーのお湯割り

3.ビール礼讃

音を立ててグラスを磨く
しゃらくさい乾杯
悶絶生ビール
古代の乾杯
うまいビールの不滅の法則
ジョッキの中の氷盤
ラッパ飲みの快楽
痛風問題
ビールと駅弁
麻雀と酒の関係
尿酸値と、救いの神ノンアル
オンザロックのノンアル割り
人生は黒ビールだ
久々の逸品
ランチョンのしあわせ

4.コロナと家飲み、近場飲み

新発見、生ハムの実力
ありがとう、コロナビール
規則的なコロナの日々
いま一番好きなサケと時間
入院とビール
懐かしい居酒屋時代
名古屋のうまさに詫びる
危険な深夜の一人ザケ
国籍不明のサケ
いい奴、瓶ビール
ワインの水割り
下駄と鴨南
酒を置く場所
春らんまん、秘密の一人酒
わしらの屋上宴会
北風に似合う焼酎の梅干し割り
新宿三丁目がすごいぞ
野球はビール、相撲は日本酒か?
酒場ルポと飲む
大酒飲み大会の実況
お約束の「お迎え」ずずる感

5.人生いろいろ、酒もいろいろ

酒は根性でいくらでも作れる
突然ながら、好きな酒ベスト5
わが浮気の酒遍歴
いきなりハイボールなのだ
ガクンと膝にくる酒
カクテルがよくわからない
なつかしのピスコ
スペイリバーの原液の水割りウイスキー
海のウイスキー『ボウモア』の深い陶酔
極低温のウオトカにトマト丸かじり
ウオトカ・クミス
ジャガイモ酒を発見!
そろそろグラッパを
カバランにびっくり
ライ麦ウイスキーをさがして
本格サウナはマールかグラッパで
チリワインと子羊の丸焼き
シャンパンの痛い思い出
鍋でシャンパン
氷酒
木から造るサケ

著者紹介

椎名誠(しいな・まこと)
1944年、東京生れ。東京写真大学中退。流通業界誌編集長を経て、作家、エッセイスト。『さらば国分寺書店のオババ』でデビューし、その後『アド・バード』(日本SF大賞)『武装島田倉庫』『銀天公社の偽月』などのSF作品、『わしらは怪しい探検隊』シリーズなどの紀行エッセイ、『犬の系譜』(吉川英治文学新人賞)『岳物語』『大きな約束』などの自伝的小説、『犬から聞いた話をしよう』『旅の窓からでっかい空をながめる』などの写真エッセイと著書多数。映画『白い馬』では、日本映画批評家大賞最優秀監督賞ほかを受賞。
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